二つ目の映像覚えていらっしゃいますか?
何度も浴槽に入って行く、そんな映像を準備しながら僕が最近ハマっている、ある反復的なフレームの中に入っている写真や動作、そういうものが面白くて好きで、興味深くて映像に取り入れてみました。
実はその映像の出発点はあれでした。
ゲームをしていたら死ぬじゃないですか?
ゲームをしてみると、トラップで死んでしまうじゃないですか。
死なないとわからないトラップがあるでしょう。
そうすると、死んでこのトラップに気づいたんだから、今回はクリアできる。
でも次のトラップでまた死んで、また最初からはじめてこのトラップをクリアして、3回目、4回目のトラップをクリアしていく…という反復的な映像が興味深くて今回もそんなコンセプトで撮影しました。
あ、でもそのコンセプトだけでやると意味がないので、この公演とどうやったら関連性を持たせられるか悩んだところ、数字をひとつずつ発見していくというコンセプトを考えました。
その数字が 1155 だったんですが。
一番最後のガラス瓶の手紙を振り返ると 1155 になるでしょう。
何の数字でしょう?
僕がプルンバムを進行した、ラジオを進行した日数です。
このコンサートがプルンバム、ラジオ、皆さん方のお便り、僕の話、そういうものとすごく関連性があるということが圧縮されているという話をお伝えしたいですね。
なのでこの後の歌と公演のセクションが皆さん方の参加度と、僕の話を聞いてくださる皆さん方の姿に影響されかねないということを知っておいてください。