パスタを茹でるとき、沸騰したお湯に塩を入れますよね。
しかし同じ麺類でも、うどんやそうめんには塩を入れません。
今回は、なぜパスタを茹でるとき塩を入れるのか解説します。
そもそもなぜ塩を入れるのか?
麺に下味を付けるため
パスタはデュラム小麦というタンパク質が多い小麦粉を使用します。
元々弾力が強く塩を入れずに製造するので、真水で茹でると間延びした味になってしまいます。
パスタに塩味を効かせて茹でることで麺自体が引き締まった味になります。
また茹でた煮汁はパスタソースの濃さを調節するときにも使うので、程よい塩分が全体のまとまりをよくします。
基本的な塩の割合は1%で水が1ℓの場合、塩は10g(小さじ2杯)です。
好みで塩の量を増やし、麺の塩加減を強くしてソースを薄めにしたりバランスを考えながら味を仕上げます。
うどんやそうめんに塩を入れない理由
うどんやそうめんは中力粉という伸びがよく、適度な弾力のある粉を使用します。
粉に水と塩を入れることでグルテンの粘りを強くし、コシのあるしなやかな生地を作ります。
小麦粉に対して手延べ式で4~6%、機械式で2~4%の塩が入っているので茹でるときに真水で塩抜きします。
当然ですが塩を入れる必要はありません。
塩を使わずにパスタを調理する方法
塩を控えめにする場合、塩水ではなく真水で茹でます。
茹で上がり1分前のタイミングで麺が絡む程度の煮汁を残してお湯を捨てて、塩を加えて弱火で好みの硬さになるまで加熱します。
煮汁が少ない分、塩を使う量が少なくなり麺自体にも塩味が馴染みます。
パスタは大きい鍋や大量の水を使わなきゃダメ?
パスタなどの長い乾麺を一気に茹でる場合、そこまで大きな鍋は必要ありません。
基本的な茹で方はパスタ1人分(80~100g)に対して水1ℓ、塩10gを使います。
乾麺は茹でると2.5倍に量が増えます。
適量の水分で対流を利用して泳がせるように茹でるには、余裕を持った大きさの調理器具を使うべきです。
小さな鍋で麺が外に飛び出した状態で調理すると、焦げたり茹で上がりにムラができてしまうので、間口が広く麺が均一に入りやすい深めのフライパンを活用するのもオススメです。
最後に
いかがでしたか。
パスタが2人分なら2ℓの水を沸かすことになり、中鍋は必要です。
U研はペペロンチーノとたらこスパゲッティを好んで食べます。
ではまた!